Nゲージ 京都丹後鉄道KTR300形製作記1(積層痕消し、下地塗装)

車両
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この記事ではBOOTHにて頒布予定の、京都丹後鉄道KTR300形の製作過程をご紹介します。

KTR300形は、京都丹後鉄道が老朽化したMF100、200形の置き換え用として2019年より導入した気動車です。


現在は計5両が導入され、奇数番車は深赤色(鳶赤色)、偶数番車は深緑色(千歳緑)でカラーリングされています。
現在は宮福線の主力として活躍しています。


当キットはこれらを製作するための未塗装ボディーキットとなっています。別途購入パーツ等ありますのでご注意ください。

製品について
・家庭用3Dプリンター製で製造しています。以下の内容をよくご理解の上、製作して下さい。
・レジンは油性レジン(アルコール洗浄)を使用しています。
・各パーツにはサポート材が付いています。ニッパー等で切り取ってください。
レジン製品の材質はプラモデル等のABS樹脂とは違い、硬く割れやすい性質を持ちます。力を加えたりすると破損する可能性がありますので、サポート材の除去などは丁寧に行ってください。
レジンキットは通常のプラモデル用接着剤(スチロール樹脂用)は使用できません。接着には瞬間接着剤、ゴム系接着剤をご使用ください。
・3Dプリンターの特性上、積層痕、接合面の隙間、多少の歪みや造形の乱れがあります。積層痕が気になる場合はサーフェーサー、ペーパーで整えてください。歪みはドライヤーで温めると柔らかくなりますので形を整えてください。あまりにひどい歪みは対応しますのでご連絡下さい。パーツがはまりにくい場合はヤスリで若干穴を広げてください。
・完成後も上写真のように角度によっては凹んで見える筋が残る場合があります。3Dプリントの特性上なくすことができませんのであらかじめご承知ください。
・ペーパー掛け後など水洗いする場合は短時間で行い、速やかに乾燥させてください。長時間水につけると変形する場合があります。
・塗装前には剥がれを防止するため、プライマーやサーフェイサーなどで下地処理を行ってください。
・デカールは家庭用プリンターで印刷しています。表面をこすると剥がれてしまうので取扱いにはご注意ください。

※当記事中の画像のキットは試作品です。頒布品はサポート形状等、画像とは形状が異なる部分があります。

〇内容物の確認


車体パーツ一式です。


サポート材土台に番号の刻印がありますので、以下のパーツがそろっているか確認してください。
①車体
②スカート1E△
③スカート2E
④床下機器
⑤ライトユニットベース
⑥ジャンパー栓
⑦アンテナ
⑧クーラーダクト
⑨前照灯プリズム
⑩尾灯プリズム
⑪フォグランププリズム
⑫サイドミラー運転席
⑬サイドミラー助手席
⑭信号炎管
⑮幌


デカール一式です。
①帯、丹鉄ロゴ
②側面車番、渡り板車番、検査標記、ATS標記
③ピクトグラム、優先座席
④ドアボタン
⑤方向幕
※デカールには印刷のカスレを考慮して多めに印刷してあります。各マークの周囲は切り抜いてありませんので、カッターナイフでデカールの周囲を切り取って水に浸けてください。


前面ガラス(前面窓、貫通扉窓、ライトケース)×2


フォグランプ消灯用遮光板

以上全て入っているか確認してください。

〇別途購入パーツ

動力ユニット TOMIX 三陸鉄道36 700形セット 98127
・任意で用意するもの ワイパー(各社)、室内灯ユニット(TOMIX 0733)
・各種塗料
三陸鉄道はM車とT車の2両セットです。T車を使ってトレーラー車も製作できます。(ライト点灯は片側のみ)

〇取り付け方向について

組立前に車体パーツ等の取り付け方向について説明しておきます。
①車体、②スカート1E△ ④床下機器には取付方向に指定があります。
1エンド側(宮津方)と2エンド側(福知山方)の区別ですが、各パーツの刻印にある矢印が1エンド側を示しています。各パーツを取り付ける際はこの△マークの向きをそろえてください。


車体内側の1E方向を示す矢印。


床下機器の刻印。


1E側のスカートはサポート土台、パーツ裏面に△刻印があります。

〇サポート材の切り離し


車体側面下の赤線部分のサポート材をカットします。


ニッパーで少しづつ切り離します。


超音波カッターがあれば楽にカットできます。


取り外せました。


内側に残ったサポート材をカッターで切り取ります。


サポート材除去できました。格子状の補強は次の積層痕消し作業が終わるまで付けたままにしておくことをお勧めします。ヤスリ掛け等で車体がゆがむのを軽減できます。

〇車体内側の2次硬化


3Dプリンターで印刷されたレジン材は、紫外線を照射することで硬化し強度を確保します。しかしサポート材が付いた状態の車体は、サポート材が紫外線を遮るため車体内側に十分な紫外線を照射できません。なので車体内側に紫外線を照射し、車体材質を硬化してください。
直射日光、または市販のUVライトで5分程度照射します。


次の塗装工程に入る前に前面下部のサポートによる凹凸を1500番程度のヤスリでならしておきます。
終わりましたら、削りカスなどを掃除機とブラシで取り除きます。

〇遮光ブラック&サーフェイサー塗装

設計上、車体厚が薄くなってますので、室内灯など光漏れのないように遮光ブラックを塗っておきます。モデルカステンの遮光ブラックPRO  C-23を使用しましたが、なければMrカラーの艶消しブラックでも大丈夫です。


適度に薄めてエアブラシで内側に塗ります。補強材の内側に塗料が回り込みにくいので、角度を変えながら全体に塗ります。


次にお好みのサーフェイサーで積層痕や小傷などを消していきます。私はいつも写真のMrプライマーサーフェイサーを使用しています。


全体にまんべんなく、極端に厚塗りにならないように注意します。


サーフェイサーを塗ったところ。


サーフェイサーを塗ると積層痕や傷などよく見えるようになるので修正箇所が分かりやすくなります。

〇積層痕、小傷の修正


800番、1000番の神ヤス(番手はお好みで)、割りばしや爪楊枝の先端に紙やすりを両面テープで取り付けた道具などを使います。「爪楊枝 ヤスリ」で検索すると作り方のサイトがいろいろ出てきますので参考にしてください。


モールドの少ない部分は水をつけた神ヤスで平滑にしていきます。側面のモールドを削らないよう注意します。


特に乗務員扉上部付近のステップなど削らないよう注意してください。


屋根の積層痕も消していきます。排気管や手すりモールドを削らないよう気を付けてください。


細かな部分は割りばしに付けた紙やすりで少しづつ磨きます。


さらに細かなところは自作のつまようじヤスリを使用します。


ここで注意。
助手側側面に小さな筋が掘ってありますが、これはサイドミラー取り付け位置ガイドです。この筋を目安にサイドミラーを取り付けますのでなるべく埋めてしまわないよう気を付けてください。
(製作記5参照)


一通り磨いたら流水をかけながら歯ブラシ等で粉を落とします。


キムワイプなどで大まかに水分をふき取ります。


ドライヤーやブロアで完全に乾かします。ドライヤーは近づけすぎて変形させないよう注意します。


再度サーフェイサーを吹きました。目立つ傷等あればサイドヤスリ掛け、サーフェイサー塗装を繰り返します。

問題なければ塗装工程に入ります。

製作記2へつづく。

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