続きです。
〇屋根上パーツ取り付け
屋根上のパーツを取り付けます。アンテナや信号炎管は折れやすいので扱いには注意してください。
あらかじめ塗装をすました無線アンテナ、信号炎管、ベンチレーター、クーラーユニット、クーラーダクトのパーツです。
クーラーユニットは冷房改良前と後の2種類があります。今回製作のMF103は改良後となりますので⑨と⑪のパーツを使います。
実車の冷房改良後の写真。取り付けの参考にしてください。
ベンチレーター、クーラーユニットをゴム系で取り付けました。
クーラーユニットは写真を参考に前後向きを間違えないよう取り付けます。
クーラーダクトは取り付けガイド穴はありませんので写真を見ながら取り付けてください。
ダクト取り付け。
アンテナと信号炎管の取り付け。
一通り取り付けができました。
参考作例。上が冷房改良前です。パーツ⑩のみの取り付けです。MF104,MF201、202は廃車まで改良されませんでした。
参考写真。MF201の写真です。冷房改良前の屋根です。分かりにくい写真ですみません。
〇動力ユニット取り付け
動力ユニットを取り付けます。
種車の床下機器を外してキット付属の床下機器に交換します。
床下機器を艶消しブラックに塗装します。作例では機器の一部にグレーを入れてメリハリを付けました。
取り付け時に向きに注意してください。
動力ユニット室内側に△の刻印があるので床下機器の△の刻印を向きをそろえて取り付けます。
動力ユニットを車体に取り付けます。この時も向きに注意してください。
車体裏の△刻印と床下機器の△刻印の向きを合わせます。
車体裾を少し広げながら取り付けます。
ここの爪で固定されています。
入らない場合は室内に固定したライトベースユニットやプリズムがしっかりはまっているかを確認してください。
〇スノープロウ制作、取り付け
次はスノープロウパーツを製作します。
実車はスカートと車体が一体化されている特徴があります。
ですが、このキットでは車体とスカートの一部を別パーツ化しています。
理由は、一体化すると、動力ユニットを取り付ける際に連結器がスカートにぶつかり、物理的に取り付けできないためです。
便宜上、このスカート下部をスノープロウと呼んでます。
キット付属のスノープロウは4つあります。1エンド側(宮津方)、2エンド側(福知山方)とあるのですが、それぞれダミーカプラー用とTNカプラー用とあります。
実物のスカートは連結器左右に柱があり、これを再現するとTNカプラーの首を振る範囲が狭くなり、走行に支障がでてしまいます。
そこで連結運転をさせるために柱を左右に広げてデフォルメしたパーツを作りました。
左がTNカプラー対応パーツです。パーツの刻印に(TN)とあるのが目印です。
連結器左右の柱間隔が広くなっています。
パーツ番号②、③はダミーカプラー用です。
パーツ番号④、⑤はTNカプラー用です。
今回は4つとも制作します。まずサポート材を切り取ります。
スノープロウ部分とジャンパー栓部分を艶消し黒で塗装します。
ブレーキ管と元ダメ管。
ジャンパー栓ホース。
どちらも艶消し黒で塗装します。元ダメ管のアングルコックを白、ブレーキ管のアングルコックは赤で塗装しておくと見栄えが良くなります。
サポート材から切り離すときに足をわずかに残して(0.3mmくらい)残して切り取り、スノープロウパーツの取り付け穴に差し込みます。
同様に元ダメ管等も取り付け足を少し残してカットします。
取り付け穴が小さい場合は0.5mm程度のドリルで広げます。
ジャンパー栓、ブレーキ管、元ダメ管をごく少量のゴム系接着剤で接着します。
取り付けは1エンド、2エンド側を間違わないよう注意してください。
2エンド側下部には△刻印がありますので床下機器底面の矢印方向に取り付けてください。
動力ユニットに付属のダミーカプラーを使用するときは②、③のパーツをそのまま取り付けしてください。
ゆるくてすぐに脱落する場合は、左右の車体と接する部分に少量のゴム系接着剤を塗布して固定してください。
TNカプラー化する場合
TN化する場合は別売りのトミックス密自連形TNカプラーJC6360を使用します。
ただし、そのままではTNカプラーの胴受けとブレーキ管と干渉して取り付けできないので若干TNカプラーを加工します。
胴受けの交渉する部分を0.5mmほどカッターで削り落とします。
写真左の1エンド側には元ダメ管もあるので、ここと干渉する部分の胴受けを加工します。
左は無加工、中央は1エンド用に、右は2エンド用に加工したもの。
TNカプラーに対応できました。
〇完成!
これで完成です!お疲れさまでした!
2エンド側(福知山方)
1エンド側(宮津方)
MF103の特徴、光秀くん、ひろこさんラッピング。
福知山市在住の一般の方がデザインされた青鬼赤鬼ラッピング。
アクセントで消火器を赤く塗ってみました。
ジオラマ上で撮影。
ピット入線。
丹鉄MF100,200型は塗装バリエーションも多く、塗分けて遊ぶのが楽しい車両です。
最後に制作の参考に実写の写真を載せておきます。
続きます。
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