Nゲージ 京都丹後鉄道MF100,200型製作記2(車体塗装)

車両

続きです。

〇車体塗装

車体の下地まで完成しましたので次は塗装をしていきます。


個人的に塗装の色はいつも悩んでいるのですが、人によって色の感じ方が違います。
実際大手メーカー製品でも同じ車種でも並べると色合いが異なる場合もあります。

ここでは私の塗装例を記述してますが、これが正解!とは思いませんので実物の写真にて近い色を選択していただければと思います。(いい加減ですみません・・)

●ブレーキ管、元ダメ管、床下機器、ライトベースユニット
Mrカラー33艶消しブラック
●ベンチレーター、信号炎管、アンテナ、クーラーダクト
Mrカラー306グレーFS36270
●ヘッドライトケース
Mrカラー204スーパーステンレス2
●新クーラーユニット
Mrカラー97灰色9号
●屋根
Mrカラー324ライトグレー
●車体、スノープロウ、サイドミラー、サイドミラーステー
Mrカラー6グリーンに10%ほどMrカラー33艶消しブラックを混ぜて、Mrカラー30フラットベースにて半艶に色調したもの
●車体白ライン
GM国鉄白3号
●乗降扉、貫通扉
ガイアカラー13コーラルピンク

で塗装しました。

今回はマスキングの効率から、帯の白→車体緑→ドアピンク→屋根グレーの順で塗装します。


まず、帯の白を塗装。GMの37国鉄白3号を使ってますが、たまたま自宅にあったものです。もちろん、Mrカラーでも構いません。


乾燥後、白帯をマスキングします。
マスキングテープの切り出しに愛用しているのがこの「ハセガワ TP5 カッティングテンプレート A」。
0.5mm,0.75mm,1.0mmといった幅のマスキングテープが簡単に作れます。


切り出すマスキングテープをカッティングマットに貼ったら、テンプレートを動かないよう固定しながらカッターナイフで切り出します。今回は0.75mmで切り出しました。


実物を観察するとドアサポの底辺が、帯下部が一致しているようなのでここを目安に貼っていきます。



乗客ドア部分はピンクですので、切り取っておきます。


前面は少しだけ前面に回り込むよう切り取ります。ペンで切断箇所にしるしをつけてから小型のニッパーで切り取ります。


帯のマスキング終了。


次は車体色の緑を塗りたいところですが、ここでより仕上りが良くなるよう、もう一度国鉄白3号を吹いておきます。僅かに浮いたマスキングテープに入り込んで塗装境界をくっきりさせるためです。ひと手間かかりますが、仕上がりがよりきれいになります。


実車の車体は深緑に塗られています。私の主観により上記の配合で色調しましたが、前述の通り個々のイメージで色調でよいと思います。



車体とスノープロウも同色で塗装します。サイドミラーも取り付ける場合はサイドミラーとサイドミラー支柱も併せて塗装します。サイドミラー支柱は0.3mm真鍮線で作ります。(後述)



客用乗降ドアと貫通扉をピンクに塗装します。細く切ったマスキングテープでドア一枚づつ周囲をマスキングし、その後全体をマスキングします。



ピンクはMrカラーのピンクを色調しようと思いましたが、手元にあったガイアのコーラルピンクがイメージに近かったのでそのまま使用しています。


わくわくの瞬間。


実車のイメージに近づいてきました。


マスク漏れではみ出た塗料があればタッチアップで修正します。


次に屋根を塗装しますが、周囲は雨どいまで隠れるようにマスキングするだけなので簡単ですが、少し厄介なのが上部前灯のマスキング。曲線でマスキングしにくい形状をしています。


そこでマスキングゾルを使います。水溶性の液体で塗ったところがマスキングされる商品です。
使用前によく混ぜておきましょう。


ライト回りに塗ります。下地が透けるくらい薄くで大丈夫です。エッジ等溜まりやすい部分は綿棒等で薄く均しておきます。


よく乾燥させた後、カッターナイフで慎重にエッジにそって切断します。この時、カッターの刃は折って新しい刃先を出してください。少しでも刃に凹凸があるとうまく切れません。


余分なマスキングゾルをはがします。


マスキングができました。


ライトグレーで塗装します。


マスキングゾルもはがして、マスク漏れがないかよく確認。


塗料がはみ出た部分があればタッチアップして修正します。


車体の塗装が終わりました。


床下機器や各空気管などを艶消し黒塗装。ライトベースユニットも黒塗装で光漏れ対策をします。


発色の改善を期待して銀色塗装の下地としてブラックを吹いておきました。
とても小さいパーツなので効果はあまりないかもしれませんが・・。

続きます。

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